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音声と言語

b0111389_6434747.jpg音声と言語、意味と象徴とはどのようなものであろうか。ここでソシュールの唱えた「シニフィアン」と「シニフィエ」などを持ち出そうと言うのではないので、安心して欲しい。

外国人に向かって、あなたの名前を日本語で漢字で書くとこうなる、と言って示すと大変ウケる。なにやらファンタスティックに見えるらしい。有名なスポーツ選手の名前でこれをやってみようか。

痔談  露魔痢男  別噛   臭馬破   阿餓死  駄便法吐

本人達は喜ぶだろうが、意味を知ったら大変なことになる。昔ローマでオリンピックが開かれた時、日本の「スズキカツオ」選手が大人気となった。「カツオ」はイタリア語で言うと珍古のことだからだ。このように音声と言語の関係はかくも変テコであるのである。そこでこの関係に、どれだけしょうもない事を考え続けられるかという独自の観点から考察を加えてみたい。

日本が悪い熊に占領され、言論統制ではなく音声統制がされたらどのような事態になるのだろうか、と妄想してみた。

国語辞典にかわって日本コクマ辞典が発行され、日本語はそれに準拠するようになった。

最大の変更点は、単語の中に「ク」があれば、自動的にその後の音は「マ」に強制的に変換される。また「マ」があればその前の音は自動的に「ク」になり、何もなければ強制的に「ク」の音が付加された。

これによって一番打撃を受けたのは、自動車産業だった。「クルマ」は上記の法則に従って「クマクマ」と呼ばれるようになったためである。この法則を破る者は直ちに罰せられた。タクシー(これも「タクマー」と呼ばれるようになっていた)に乗ってうっかり、「あのクルマを追え」と言った探偵は、クマの運転手によってあえなく射殺された。

「マグマ」という単語も、この法則を適用すると「クマクマ」になったので、それが「マグマ」と「クルマ」のどちらを指しているのかは、文脈から判断せざるを得なかった。そのため「火山が噴火してクマクマがそこまで迫っている」という警報を正しく理解できなかった老人が、クマがやってくると思いこんで屋内に閉じこもり、家ごと溶岩流に飲み込まれるという悲劇が起きた。

銀行を始めとする金融機関は大混乱に陥った。億円が「オクマエン」、万円が「クマンエン」となったのでそれが瞬時に把握できず、電話での取引が不可能になったからだ。六億円が「ロクマオクマエン」となってはそれは難しい。

「俳句」は「ハイクマ」となって訳が分からなくなり、俵万智も「俵クマチ」と改名させられ、俳句界は衰退の一途をたどった。

また「態」という字は折角「熊」に似ているのにもったいない、ということで、これも強制的に「熊」に置き換えられた。「能」という字も同じ理由から「熊」に強制変換させられた。このため、日本の「能・狂言」は「熊・狂言」となった。能役者は熊役者となって、皆クマの着ぐるみを着て「熊楽堂」で演じた。その幕の間に食べる弁当は「マクマ内弁当」になった。

「態度が悪い」というのは「熊度が悪い」と言い直された。「不可能を可能にする」は「不可熊を可熊にする」と言われるようになった。裁判官は「罷免」されるかわりに「熊免」された。金太郎という名前の人は、熊を抑圧する恐れがあるとのことで、皆強制収容所に押し込められた。

一方で、「ヘア」「ペア」などの音も「ベア」にするように規制が加えられた。従って「ヘアサロン」は「ベアサロン」となったが、熊同然の婦女子が出入りするという点では従来と何の変わりもなかった。切手が2枚つながったのを、業界用語で「ペア」と呼んでいるが、切手展示会で展示物の説明をするときも「ベア」と書くように指導され、従わない出品物は熊のように濃い毛が腕に生えている審査員が大幅に減点した。

熊本が日本の首都となったのは言うまでもない。

日本のすべての神社は「熊野神社」に改名された。
日本のすべてのディスカウントストアは「ダイクマ」に買収された。

ディズニーランドも「ミックーマウス」、「ドナルドダックマ」等が格下げされて、メインキャラクターは「熊のプーさん」になった。
  
そろそろ「スターバックマ・コーヒー」に行ってお茶にしよう。
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by chiyo68 | 2007-07-30 06:45 | ちよ雑文
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