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ADLULUCAのスタッフ、CHIYOのブログ
by chiyo68
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カテゴリ:ちよ散歩( 3 )

スタバ大崎店



大崎のとあるランドマーク的なビル内にあるスターバックスへ良く行く。ここは専用のキッチンを装備していて、フード類もここで直に調理している点が珍しい。が、この店舗の特徴はその巨大な空間にある。B1階から3階まで、4フロアぶっ通しの巨大な吹き抜けを擁するこのビルの、アトリウム空間全部を背負っているからである。

普通、コーヒー店は屋根の下にあるが、この店舗には屋根がなく、通路や他のスペースとの仕切も最低限に抑えられている。天井は十数メートルも上方にある。つまりほとんどオープンなスペースで営業されている。都内でもこれだけの大空間はいまどきちょっと珍しい。くつろぐ時は広い空間に目をやり、集中したい時は室内だからすぐ集中できる。

大崎駅から直通で屋根の下を通って来られるから、荒天の時の一時しのぎにも持ってこいであるし、アトリウムに面したビルの喫煙コーナーも歩いて数十秒で、吸いたい場合はそこで一服できる。喫煙するヒトにとってはありがたいことである。そしてなによりも年中無休で、かなり遅い時間まで開いているのから、入りはぐれることがなく安心して向かえるし、待ち合わせにも好適である。そう、特に待たされる相手の時にはね。

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by chiyo68 | 2008-03-30 19:44 | ちよ散歩

地下鉄浅草駅発タイ料理

前職の関係から懇意になった某中小企業の若旦那と浅草でウロチョロしている。前回、金町で一緒にダメになっていく連れがでてきたがそれと同一人物である。引き続いての登板だが愛し合っている仲なのでご容赦願いたい。おおむね囲碁を打ってから浅草雷門前のスターバックスコーヒーの店頭テラス席に陣取り、一服二服三服しながら抹茶クリームフェラチオとかいう甘い甘い甘いシェーキをベンティという最大サイズで吸い取りながら憩う。濃厚クリーム使用で一杯で親子丼なみのカロリーがあって身体には勿論よくないが、一緒にダメになるテーマでつきあっているのでこれでいいのだ。共に切磋琢磨し向上しあう二人というのはその実互いに信用ならないが、一緒にダメになると決めた間柄であればこれはもう絶対の仲であって、夫婦よりも長く続く終生のものである。これを馬鹿は死ななきゃ治らないとも言う。治りたくないと思う。

定点観測船のようにスタバ店頭でタムロして、通りすぎるヒトや店内の客の様子をガラス越しで実況中継しながら無為な時間を過ごしていくと、やがて閉店時間となって追い出される。従来はそれで仕方なく帰っていったのだが、最近浅草の地下鉄構内でタイ料理店を見つけて闖入したところ、思いがけずアタリで定番巡回ポイントに昇格した。有楽町と銀座に店を構える有名店からスピンアウトした貫禄のあるタイ人と貫禄のない日本人が二人で店を切り盛りしていて、風情はタイ現地の屋台に毛が生えた程度の感じである。外見も内装も安い青と赤と白のもので統一されているが、これをタイなのにおフランスかぶれかと思って笑ってはならない。タイの国旗もまたこの3色なのである。

それまでタイ料理というとグリーンカレーにトムヤムクンと激辛だけの料理かと思って敬遠していた。唐辛子辛いのが苦手なのは汗が頭皮から吹き出るからで、食べる時にはハンカチか手ぬぐいでハチマキをしないと食べられないからである。そうしないとオヤジ汗が料理にもテーブルにも滴り落ちる。具合の悪そうなヒトに見えてしまうのだ。実際、いろいろと具合の悪いオトコであるからして、実体がバレるのは都合が悪く避けなければならない。しかしそれがこの店で野菜と魚介を中心にしたサラダ系のものがメインな料理であって、日本料理でも中華料理でもなくそれでいてしっかりアジア系のゴハンであることを知った。

老化の始まった舌にその辛さ酸っぱさ甘さがきらびやかな刺激を加える一方で、プリッキーヌーというとんでもない唐辛子が脳の血管をピキピキと広げて恍惚感を与えてくれ、食べてはっきりトリップするという経験を久しぶりに味わった。今までのねっとりアブラ行脚で詰まった我が動脈硬化な血管も一気に通ったような感じがする。妙に健康的で良くないと感じ、現地の酒メコンウイスキーという焼酎みたいなものを頼むとこれが薬臭くて身体に悪い感じでようやくしっくりとくる。

そこで続けて通って同じものを何度も頼み、サラダの材料を吟味して調べてはあちこちで買いそろえて自宅でも作ってみて、それをまた店で食べて評価して家でつくるものにフィードバックするという作業を重ねているうちに、ついにはベランダでコリアンダーの根を差して増やす事まで画策するようになった。

店内には抑揚のない延々と続くギターのフレーズがどこか演歌を彷彿とさせるインストゥルメンタルのBGMがかかっており、頼んだらその場でCDに焼いてくれる。それを流して家でもタイ料理を食べていると、まだ不十分なのに気がついた。それは家の中を安い赤と青と白のもので統一することだ。ダメになる道もなかなかどうして奥が深く果てしないものである。
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by chiyo68 | 2007-08-15 00:54 | ちよ散歩

金町界隈・大渕

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山の手線で西日暮里から地下鉄千代田線に乗り換えるといつの間にかそれが常磐線になっていて地下鉄料金とJR料金をダブルで取られるという詐欺のような路線がある。乗っているうちに金町に着く。

金町は小さな駅だが京成の支線の終点でもあり乗降客は多く、それなりに賑やかな感じである。駅前のampmではコンビニの店頭で不良少年ならぬ貧乏中年がいて3人固まってビールを飲んでいてこちらもファイトが湧いてくる。そのうちああなってもいいや、幸せそうだもんと思うのである。そのampmから京成の支線の線路沿っていくと小さな踏切があってその先が目当ての横丁である。名前がついている筈だが注意散漫なのでまだ確認できていない。

横丁の左右両側には種種雑多な業種の店とそれから飲み屋が1軒ずつ交互に並んでいてまさにはしご状になっているので、はしご酒というのはこういうところで1軒で30分ずつ飲み歩いて行くのが本格なのだろうと思う。クリーニング店が狭い道を挟んで2軒あり、マーケティングや店舗戦略など糞食らえといった感じが大変癒される。途中いくつもいくつも捕まりそうな店があるがぐっと我慢して奥へ奥へと入っていく。少し飲み屋がまばらになり始めたころに「もつ焼き・大渕」がある。時刻は夕方というにはまだ少し早い4時半だが遠慮なくやっているのでこちらも臆面もなく引き戸を開けて中に入る。

店内は厨房というよりも台所といった感じのものがカウンターで囲んであり、その端は小さい窓で通りに面していてそこからでも串を買えるようになっているらしい。カウンターの他には4人掛けの貧相なテーブルが2つと、その奥は小あがりになっていて座卓が2つか3つ並んでいる。テーブルが片方空いているので連れが後から来る旨を告げるとそこに座らされる。カウンターにはすでに常連らしい客が何名か貼り付いていて、私のすぐあとにきた老夫婦で合計6名となって埋まってしまった。

レモンハイ280円とアブラのスタミナ焼き3本250円、それにレバ刺し350円を頼むと資生堂の月のように細くて長身の飄々とした老旦那がレモンハイをまず運んでくる。中では息子らしいもっと長身の若い男の子が包丁を握り、その横で母親らしい威勢のいいおばさんが焼き物を焼いている。

ちょっと化学的な味のする黄色がかったレモンハイを舐めていると、そのうちにアブラとレバ刺しがくる。アブラは豚の背脂の塊を切り分けて茹でておいたものを串に刺して焼いているもので、もちろんほぼ100%脂身であってこれが秘伝のタレを付けて焼いているらしいスタミナ焼きとなってじうじうと出てくる。熱いところをほおばるとカリっとした外側に続いてアブラがじくじくしみ出てくるのがいかにも身体に悪そうで誠に滋味という感じがする。

10分ほど遅れて到着したモツ友が席に着く。チューハイとコブクロ塩3本を頼むとすぐに乾杯をする。カシラタレ3本、アブラスタミナ焼きもう3本を追加してアブラまみれになりながら少しずつレモンハイを舐めていく。ヤサイを頼んで健康に留意する気持ちなどサラサラない。キツめのタバコに火をつけて深く吸い込み、アブラ、カシラ、レモンハイ、アブラ、カシラ、レモンハイ、とマシンのような正確さで繰り返していくうちに身体に悪いものを摂取し続けている感覚が全身に染み渡り恍惚となる。レバ刺しに添えられた芥子を塗りたくって食べるアブラは塩味も濃くて最高だ。連れもさらにコブクロ塩を3つ頼んでチューハイをお代わりする。黙々と食べるかと思うと、時々目を合わせてヒヒヒと笑う。愛し合っているのだ。

さくっと小1時間で切り上げて店を出る。お勘定は二人合わせて2490円。次の天国を目指して店を出る。並んで歩いていくとこうしてだんだんダメになっていく連れがいるという感覚が身体中にみなぎって何とも幸せになれる。それが金町というところである。
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by chiyo68 | 2007-08-09 23:35 | ちよ散歩